「Marching J」 - ジャニーズ百科事典
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「Marching J」

「Marching J」(マーチング・ジェイ)とは、ジャニーズ事務所が2011年3月に立ち上げた災害支援プロジェクト。
当プロジェクト名は、“被災者に寄り添い共に歩く”という意味での「行進(March)」と、震災のあった3月の英名を掛けて付けられた。
翌2012年に一般財団法人化され、「Marching J 財団」となった。


目次



概要

  • 2011年3月11日に発生した東日本大震災により、東北・関東地方が甚大な被害を受けた。ジャニーズ事務所でも地震発生当初より所属タレントのコンサート等を中止し、 コンサート機材運搬用の10tトラックや電源車等を被災地救援に送り出すなどの支援活動を行っていたが、更に一歩踏み込んだ形で募金、チャリティーなどの活動を行うために結成。
    ジャニー喜多川社長は、「一応1年後を目処に成果を発表する」とする一方で、「日本が元に戻るまでエンドレスで活動する」とも語り、特に活動期限を定めない方針を明らかにした。

  • 同年4月1日〜3日、国立代々木競技場第一体育館前の広場で所属タレントが原則全員参加する募金イベントを開催。
    本プロジェクトにはジャニーズ事務所所属の全タレント(2011年3月の時点で84人。しかし赤西仁は仕事の都合で欠席)、およびジャニーズJr.、研修生などが参加した。 ジャニーズの全タレントが参加する“プロジェクト”は史上初である。

    3日間で約39万人のファンを動員。1億1,973万2,100円の金額が集まった。 しかし、一部の非常識なファン(大人)によって、会場に置かれた募金箱の中に、ボタン、コイン、ゴミなどが入れられていた。 また、列から動かずに流れを乱すファンも見られた。そのため、同年4月12日にジャニーズ事務所からファンクラブ会員向けに送られたメールでは、イベントへ参加したファンへの感謝の言葉と共に、
    「募金活動にもかかわらず、ボタン、コイン、ゴミを平気で募金箱に入れる。この活動に参加したタレントの価値はボタンですか? コインですか? ゴミですか?」
    「ルールを守らない、他、そんな方のため、やむを得ず中断をしたり募金に並ぼうとしている方をお断りしなければならなくなりました。 こんな方がいなければもっとたくさんの方が参加できたと思います」
    「この日だけではなく、普段のタレントの移動の際も同様です。(中略) 全タレントが、少しでもいろいろな形で皆さんの近くに行き、皆さんの声を聞きたがっています。 その邪魔をしないでください、タレントに怖い顔をさせないでください」
    「隠し撮りの写真をインターネットや違法店舗で売っている人がいます。買わないでください。買う人がいるから、売る人がいます」
    といった嘆きの文章が綴られた。

  • 同年5月29日、東京ドームでJr.主体の「Marching J ジャニーズチャリティー野球大会 2011」を開催。

  • 同年8月、SMAPが当プロジェクトを趣旨にしたアルバム『SMAP AID』をリリース。

  • 2012年3月11日、東京ドームにて募金イベントを開催。総勢約180名のジャニーズタレントが集結し、ファン17万3,000人を動員した。
    代表を務める近藤真彦の合図で、震災が発生した午後2時46分から1分間の黙祷が捧げられた。  近藤は、「沢山の方が被害に遭いました。被害に遭われた方の一日でも早い復興を願って黙祷をお願いします」と挨拶。 黙祷2分前から東京ドームが静寂に包まれる中、目に涙を浮かべた近藤が「黙祷!」と声をかけると、登壇した東山紀之やKinKi Kidsの堂本剛らタレントを始め、 会場のファンも立ち上がり、被災地復興の願いを込めた。
    また、これまでに集まった募金額の一部は、ジャニーズ事務所が黒柳徹子、奥山恵美子仙台市長と共に前年から推し進めてきた中国パンダ誘致計画(中国からジャイアントパンダ2頭をレンタルして被災地・仙台市の八木山動物公園に招致する計画)の費用に充てる予定だったが、 ファンたちから、「被災者のための寄付金をパンダに使わないで!」との抗議の声が多く、岩手県、宮城県、福島県の3県の被災した子どもたちを支援する基金に全額寄付されることとなった。
    しかし、ジャニーズ事務所によるパンダ誘致計画はそのまま継続され、 東京ドームでのイベントの翌日の3月12日から14日にかけ、近藤真彦と仙台市の関係者が実際に中国・北京を訪問し、 唐家セン中日友好協会会長(元国務委員、元外相)らにジャイアントパンダ2頭の貸し出しをあらためて要請した。 更にMarching Jを、「Marching J 財団」の名で一般財団法人化。 主な役員として、以下のメンバーが名を連ねた。

    • 理事長:佐藤俊一 (元ベルギー大使)
    • 理事:近藤真彦 (歌手)
    • 理事:黒柳徹子 (女優、日本パンダ保護協会名誉会長、ユニセフ親善大使)
    • 理事:小杉理宇造 (ジャニーズ・エンタテイメント代表取締役社長)
    • 評議員:伊集院静 (作家)
    • 評議員:内館牧子 (脚本家)
    • 評議員:残間里江子 (プロデューサー)

      財団の目的
      1. 災害時の復興支援等の援助活動
      2. 希少動物の繁殖・保護活動の支援

    そして、ジャイアントパンダ誘致における、輸送費用、パンダ舎の建設費用、5年分のレンタル費用、飼育費用などの全額を、 財団、およびジャニーズグループ10社が負担する支援表明書を、2012年6月4日に仙台市に提出。 パンダ2頭の招致の5年分の費用と、 四川大地震の中国人被災遺児が、日本の大学に留学して就職するまでの奨学金援助費用(20億円〜30億円)も含め、総額50億円を負担すると確約した。 (6年目からのパンダレンタルに関する年間1億円超の経費は、仙台市の市民税が充てられる)
    そしてこれらの交換条件としてジャニーズ事務所は、中国人の中からアイドルを発掘するオーディションを行わさせてもらえることとなり、「中国ジャニーズ」を結成して、 ミュージカル『ジャニーズ・ワールド』(2012年11月10日 - 12月30日、帝国劇場)でデビューさせる構想を、ジャニー喜多川が2012年5月に報道陣に明かした。
    しかし、ファンや日本国民からは、 「はっきり言って迷惑」、 「高額なレンタル料を要する中国のパンダなど日本に必要ない」、 「中国のパンダを日本の震災復興のシンボルにしてはならない」、 「パンダはぬいぐるみではない」、 「ワシントン条約に抵触する」、 「ジャニーズ事務所の中国進出のためにパンダや仙台を使わないで」 などの反発の声が激しく、また中国側も、尖閣諸島問題を理由にパンダ貸与に関する協議を一旦停止した。

    また、2012年9月12日、Hey! Say! JUMPの山田涼介主演のスペシャルドラマ『金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件』のロケが香港で行われていた際、「ここは中国だ!日本人は撮影するな!」と、中国人が暴徒化。 この騒動に危険を察知したスタッフが警察を呼んだが、その後も騒ぎは収まらず、現地メディアのカメラに日本人スタッフが頭をぶつけて負傷するなど、トラブルが続出した。 更に別のロケ現場においても、香港のパパラッチが出演者に接近しようとした際に、日本人スタッフが軽い怪我を負った。
    ジャニー喜多川は、既にオーディションでアクロバットや身体能力に秀でた中国人の少年数人を選び出しており、 ミュージカルの象徴的なシーンで起用する予定でいたが、この「ロケ現場妨害事件」への怒りと、 尖閣諸島問題に端を発する国際情勢への配慮から、デビュー予定だった中国人の少年数人の出演を中止。 2012年9月27日、都内で行われた『ジャニーズ・ワールド』の製作発表にて、「昨日、正式にキャンセルを入れました。当人たちもショックを受けていた」と、 苦渋の決断だったことを明かした。
    以降、仙台へのパンダ招致、中国人への奨学金援助、中国ジャニーズの結成、全ての計画が暗礁に乗り上げてしまった。

  • 2013年11月、財団は、福島県の全小学生、約10万人に、ジャニーズアイドルの写真が入った4枚一組の限定ポストカードセットを贈った。(製作総数は、44万枚、11万セット)

  • 2016年4月14日に発生した「平成28年熊本地震」の被災者を支援するため、翌15日より、再び「Marching J」として募金活動を行った。  滝沢秀明主演・演出の舞台『滝沢歌舞伎 2016』(新橋演舞場)の終演後に、出演していたジャニーズJr.8名が、舞台衣装を着たまま、演出で濡れた髪のままでロビーに登場。 募金箱を抱えて立ち、声を張り上げて募金を呼びかけた。


募金結果

  1. 募金イベント(2011年4月1日〜3日)、日本各地のコンサート、舞台、イベント会場等に設置した募金箱による結果 - 約2億5,100万円

  2. 2011年5月29日、東京ドームで行われた野球大会の収益金 - 約1億円

  3. 2011年6月、嵐が出演したチャリティーイベント『嵐のワクワク学校』の収益金 - 約2億円

  4. チャリティーグッズ販売の収益金 - 約2億円

  5. インターネット動画配信課金の収益金 - 約7,500万円

    上記の募金の合計額:8億2,655万3,991円 (2012年3月10日時点)

    これに加え、「KAT-TUN LIVE TOUR 2012 CHAIN」の会場で販売されたチャリティグッズの収益金と、 2012年3月11日の東京ドームイベントで集まった募金を合計した金額が、被災地の子どもたちを支援する基金へと寄付された。 ただし、最も肝心な最終合計金額については公表されていない。


関連項目








出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より改訂
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